『古代文学』10号
中西 進「憶良の悼亡詩」
尾崎暢殃「花蘰」
江野沢淑子「「須賀の荒野」について」
渡辺和雄「東歌における告発性」
針原孝之「釈教歌の源流」
河野頼人「万葉集略解の方法―巻三の述作をめぐって―」
市村 宏「かぎろひ考」
守屋俊彦「亀と渡海―日本霊異記上巻第七縁―」
〈夏季セミナー発表要旨〉
大久間喜一郎「古代人と言語」
緒方惟精「古代社会と言語―「本辞」の背景―」
小野 寛「古代文学と言語」
賀古 明「舒明紀以後の歌謡」
(昭和四十五年十二月二十日発行)
『古代文学』9号
三谷栄一「常陸国風土記の抄本的性格について」
尾崎暢殃「白髪までに」
渡辺和雄「東歌における挨拶性」
高野正美「人麻呂歌集の旋頭歌」
渡瀬昌忠「国見歌と正月・二月―季節感成立史上の持統朝―」
近藤信義「万葉集に於けるつる草の文学性―表現意識をめぐって―」
中西 進「憶良の出生」
(昭和四十四年十二月二十日発行)
『古代文学』8号
守屋俊彦「神武紀と物部伝承」
伊丹末雄「万葉集の成立について」
市村 宏「万葉叙事」
伊原 昭「にほふ―大伴家持における―」
江野沢淑子「万葉集巻十一・十二の原形についての一考察―家持をめぐる女性たちの歌から―」
渡瀬昌忠「人麻呂歌集非略体歌の題詞の意味するもの」
町方和夫「万葉集の「櫛」の歌の背景―性格をめぐって―」
緒方惟精「記紀神代巻の構成と阿波系神話の行方―国土創成神話を契機として―」
針原孝之「古代文学における儒教精神」
(昭和四十三年十二月二十日発行)
『古代文学』7号
中川幸広「折雨歌の背景―家持論への試み―」
渡辺和雄「東歌が民謡であったら」
服部 旦「天若日子神話―阿遅志貴高日子根の神をめぐって―」
南保 彰「万葉東歌三五〇三攷」
〈シンポジュウム「古代文学史」〉
(講師) 賀古明 ・大久間喜一郎
(司会) 尾崎暢殃 ・渡瀬昌忠 ・加藤静雄
「五世紀まで」
「六・七世紀の文学」
「八・九世紀および総まとめ」
(昭和四十二年十二月二十日発行)
『古代文学』6号
賀古 明「しきたへ」
針原孝之「万葉集における七夕歌」
町方和夫「上総国防人歌と大原真人今城の関係」
河野頼人「狛諸成の万葉考述作と注釈書―仙覚抄・代匠記について―」
高野正美「類聚歌林」
露木悟義「霊異記引用経典の考察」
市川宏、大久間喜一郎、緒方惟精、木下玉枝、倉塚曄子、高橋六二、戸谷高明、長瀬治、中西進、渡部和雄「古代文学の課題と方法」
(昭和四十一年十二月二十日発行)
『古代文学』5号
川口常孝「家持の死」
倉塚曄子「出雲神話圏とカミムスビの神」
鴻巣隼雄「今村楽講説書入本『古万葉』について」
近藤信義「枕詞論Ⅰ」
杉崎重遠「大倭と山背―一つの素描―」
都倉義孝「人麿短歌と古代伝説」
渡辺和雄「東歌試論」
(昭和四十年十一月三十日発行)
『古代文学』4号
〈特集〉上代古典における問題点
大久保正「風土記における問題点」
魚返善男「日本漢文の和臭について」
小島憲之「懐風藻における問題点」
西宮一民「日本書紀における問題点」
吉永 登「「庚申の年」について」」
市村宏 ・江野沢淑子 ・大久間喜一郎 ・大谷義博 ・尾崎暢殃 ・長田貞雄 ・賀古明 ・清水一茂 ・田中貞三 ・露木悟義 ・戸谷高明 ・中西進「共同研究「古代文学存疑」」
〈論考〉
緒方惟精「霊異記における夢」
佐伯仁三郎「「衣かせ山」」
橋本達雄「人麻呂時代と漢詩文の趨勢」
前野貞男「由阿の万葉学」
山崎正之「上代における否定表現の一特異」
(昭和三十九年九月三十日発行)
『古代文学』3号
松田章一「古事記撰録の過程について」
浅見充孝「立つ論攷序説―水辺の諸形象を周って―」
市村宏 ・伊原昭 ・緒方惟精 ・賀古明 ・川口常孝 ・戸谷高明 ・倉塚曄子 ・中西進 ・宮城謙一 ・山崎正之 ・渡辺和雄 ・町方和夫「共同研究「古代文学とは何か」」
江野沢淑子「万葉集巻第十四の蒐集者」
尾崎暢殃「常処女」
大久間喜一郎「日本の外魂思想」
(昭和三十八年九月三十日発行)
『古代文学』2号
市村 宏「万葉山柿考」
鴻巣隼雄「「万葉集古義」の前身」
緒方惟精 ・阿蘇瑞枝 ・賀古明 ・戸谷高明 ・江野沢淑子 ・中西進 ・町方和夫 ・鈴木正彦「共同研究「古代和歌に於ける継承」」
前野貞男「六帖両著に於ける万葉集」
神田秀夫「羅雀記一」
伊原 昭「家持越中時代―特に色彩関係の用語について―」
川口常孝「萩祭―旅人追想―」
(昭和三十七年十二月二十日発行)
『古代文学』1号
創刊の辞
賀古 明「日本書紀成立における氏族的傾斜の一影」
戸谷高明「古代歌謡の一考察―「ぬばたまの夜はいでなむ」―」
前野貞男 ・青木生子 ・太田善麿 ・伊原昭 ・尾崎暢殃 ・谷馨 ・鴻巣隼雄「郵送による討論「古代文学研究における今日の焦点と欠点」」
森 淳司「人麿歌集の筆録者―助詞「丹」の表記を中心として―」
阿蘇瑞枝「人麻呂歌集における用字の一特性」
町方和夫「「山吹の花」雑感」
中西 進「伝誦の作家たち」
(昭和三十六年十二月二十日発行)