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月例研究発表会(例会)

古代文学会6月例会(第690回)のご案内

日 時 : 2017年6月3日(土)午後2時〜5時

場 所 : 共立女子大学 本館823教室 →地図
東京メトロ東西線「竹橋」駅下車1b出口から徒歩3分
東京メトロ半蔵門線・都営地下鉄三田線・都営地下鉄新宿線「神保町」駅下車A8出口から徒歩1分
東京メトロ東西線・半蔵門線・都営地下鉄新宿線「九段下」駅下車6番出口から徒歩5分

発表者 : 蝦名 翠 氏

題 目 : 「凡夫の肉眼」による『日本霊異記』

要 旨 :
 『日本霊異記』には、幾多もの「見る」が登場する——それは夢であったり、己が目にのみ映る地獄の光景であったり、 仏の霊験として周知される奇跡であったりする。 中には、下巻第六縁のように、奇跡の目撃を信じなかった人物によって、かえって仏の霊験の偉大さが確認される説話もある。そして、 聖徳太子の「通眼」や 行基の「天眼」のように、日本国の聖人は、真実や因果を見抜く力を備え持つ者として描かれている。
『日本霊異記』の「見る」には、編者・景戒自身の「見る」ことに対する強い意識が反映されている。それは、私度僧を経た官僧として八世紀後半の日本国を生き、自身の現在の不遇・不明を前世での不信心の因果であるとして慚愧した上で、「表相」を通して因果を知り未来を知り真の信仰に近づこうと願い勤め続けた景戒自身の、「凡夫の肉眼」に生まれついた身としての意識であろう。行基をはじめとする偉大な信仰者ではない、平凡な目撃者もしくは「見ることができなかった」者を描く説話を通して、『日本霊異記』の「見る」を読み解きたい。

司 会 : 山口 敦史  氏


事務局より

◎例会終了後に委員会を行います。委員の方々はお集まりください。

◎2017年度例会発表者の募集

2018年1月、2月以降の例会発表者を募集します。ご希望の方は、題目及び400字程度の要旨を、例会委員または事務局までご送付ください。なお、採否は委員会にご一任ください。

◎今後の例会発表の予定

〔2017年〕
7月1日(土)シンポジウム
8月21日(月)〜8月23日(水) 夏期セミナー
9月2日(土) 高桑枝実子氏
10月7日(土)大胡太郎氏
11月4日(土)遠藤耕太郎氏
12月2日(土)山崎健太氏
〔2018年〕
1月6日(土)生駒桃子氏
2月3日(土)鈴木雅裕氏
3月3日(土)奥田和弘氏

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