月例会_1970年代

1979年
240 12月01日 加藤 静雄 万葉集暦日記記載の問題点
239 11月03日 東 茂美 旅人「讃酒歌十三首」について
238 10月06日 露木 悟義 人麻呂の死をめぐって
237 09月01日 工藤 隆 幻想の構造
236 08月21日
~23日
夏期セミナー (於 箱根小涌谷「千條」)
〔テーマ〕変革としての古代文学
〔発表〕
斎藤 英喜「「記」「紀」的表現の問題〈歌〉と〈地の文〉の構造から」
横倉 長恒「「葬歌」から「挽歌」へ―その変革の一契機〈天寿国繍帳〉の語るもの―」
犬飼 公之「影の文学史」
呉 哲男「聖徳太子伝―天皇記・国記に関連して―」
尾崎 暢殃「「神風の」考」
清水 章雄「諷歌・倒語・抒情」
235 07月07日 高野 正美 七夕の歌の位相―後期万葉の形成―
234 06月02日 清水 章雄 三輪高市麻呂とその周辺
233 05月05日 斎藤 英喜 「一夜孕み」譚の分析―共同幻想と表現性の恣意性―
232 04月04日 近藤 信義 枕詞論―〈うた〉への課題―
231 03月03日 野田 浩子 淡雪のほどろほどろに降りしけば―旅人歌の一側面―畳語とまぎれ―
230 02月03日 中村 昭 暦日から見た万葉集の編纂
229 01月06日 工藤 隆 〈鎮魂〉の諸相
06月16日~17日

第08回古代文学講座
(於 学習院女子短期大学)

「古代文学の成立」
古橋 信孝「神々の誕生」
三浦 佑之「神語りの成立」
倉塚 曄子「古事記の成立と巫女」
森 朝男「人麻呂の出現」
小野 寛「天平万葉の成立」
高野 正美「作者未詳歌の成立とその基盤」

 

1978年
228 12月02日 阿蘇 瑞技 万葉集巻二相聞の世界
227 11月04日 横倉 長恒 野中川原史満歌の語ること
226 10月07日 辰巳 正明 越中賦―家持論の試み―
225 09月02日 鴻巣 隼雄 古代日本の文学と道術
224 08月20日
~22日
夏期セミナー (於 箱根温泉 民宿「番茶苑」)
〔発表〕
多田 一臣「一言主神と役行者伝説をめぐって」
針原 孝之「家持と類似歌」
引木 ■侑「水伝承」(■=人偏に「其」)
町方 和夫「言語活動における伝承の受容―「水江浦島」の場合―」
吉田 修作「軽太子伝承」
古橋 信孝「兄妹始祖伝承の成立と変容―様式の成立・伝承としての意味―」
223 07月01日 近藤 信義 枕詞の場合
222 06月03日 滝口 泰行 雄略記歌謡伝承の資料と背景―若日下部王伝承を中心として―
221 05月06日 湯川 久光 八千矛歌謡群の生成
220 04月01日 呉 哲男 殯宮考
219 03月05日 木下 玉技 「見れば悲しも」から「見るが悲しさ」へ―心情表現の時代推移―
218 02月04日 森 淳司 巻九・大宝元年紀伊従駕歌私見
217 01月07日 吉田 修作 万葉集巻十三試論
06月17日~18日

第07回古代文学講座
(於 跡見学園短期大学)

「古代和歌における継承」
古橋 信孝「歌謡と和歌」
森 淳司「人麻呂と民間歌謡」
大久保 広行「憶良と大陸文化」
加藤 静雄「赤人と宮廷文化」
中川 幸広「家持と山柿」
大久間 喜一郎「東歌とその源流」

 

1977年
216 12月03日 大久保 広行 鎮懐石歌と領巾麾領の詠とをめぐって
215 11月05日 江野沢 淑子 『万葉集東歌』について
214 10月01日 木村 龍司 記紀の表現
213 09月03日 渡瀬 昌忠 近江荒都の成立とその周辺
212 07月23日
~25日
夏期セミナー (於 明治大学箱根仙石寮」)
〔テーマ〕「想像力と様式」
〔発表〕
増井 元「様式としての和歌」
高橋 六二「様式としての語り―垣の歌語り―」
森 朝男「様式としての人麻呂」
村井 紀「〈禊〉の思想―様式としての自然―」
野田 浩子「様式としての自然―国見型と道行型―」
渡瀬 和雄「様式としての古代」
211 07月02日 三浦 佑之 様式としての語り―トシガミのアヘに関わる語りとその展開―
210 06月04日 長瀬 治 小町伝説の末流
209 05月07日 小野 寛 「大君のまけのまにまに」考
208 04月02日 森 朝男 衣につくなす目につくわが背―〈祭祀〉の破綻と虚構―
207 03月05日 針原 孝之 家持の越中歌
206 02月05日 村井 紀 本居宣長の方法―「漢意」批判について―
205 01月08日 服部 旦 酒坐歌の構造
06月11日~12日

第06回古代文学講座
(於 跡見学園短期大学)

「古代文学の本質を探る
三浦 佑之「旧辞の世界」
露木 悟義「人麻呂の虚実」
大久間 喜一郎「憶良の仁心」
高橋 六二「東歌の相聞」
尾崎 暢殃「赤人の自然」
小野 寛「家持の文芸」

 

1976年
204 12月04日 中川 幸広 つきくさの仮なる命―仏教的発想の意味―
203 11月06日 町方 和夫 借廬考
202 10月02日 野田 浩子 立山の雪し来らしも
201 09月11日 第二〇〇回記念大会 (於 二松学舎大学)
橋本 達雄「天地の初めの時」
青木 生子「挽歌と夢」
尾崎 暢殃「人麻呂の寿歌一首―神話との関連―」
中西 進「万葉の構造」
200 07月24日
~26日
夏期セミナー (於 明治大学箱根仙石寮」)
〔テーマ〕「文学の発生」
〔発表〕
木村 龍司「記紀における心情の表現―イザナキ・イザナミをめぐって」
呉 哲男「禁忌から思想へ―記紀における〈正統〉思想の発生」
保坂 達雄「兄と妹―習俗と神話の構造―」
高野 正美「抒情詩への階梯―記紀から万葉へ―」
有木 節子「初期万葉の言語に関する一考察―雄略天皇御製と舒明天皇御製との間―」
辰巳 正明「万葉の近代語」
199 07月03日 近藤 信義 枕詞の発生
工藤 隆 芸能の発生における担い手と〈罪〉の問題
198 06月05日 奈良橋 善司 ふたつの歌のあいだ
197 05月01日 川村 幸次郎 万葉人の雲観―万葉美学の一端
196 04月03日 堺 信子 古代文学の雁
195 03月06日 菅野 雅雄 古事記偽書説について
194 02月07日 尾崎 暢殃 「常宮」再考
193 01月10日 呉 哲男 日本書紀にみる徳の構造―文字とことばの係りから―
11月13日~14日

第05回古代文学講座
(於 二松学舎大学)

「古代の生活と詩」
高橋 六二「歌垣」
針原 孝之「恋愛生活と歌」
神野志 隆光「死の儀礼と歌」
緒方 惟章「宮廷生活と歌」
大久保 広行「大宰府の生活と歌」
川上 富吉「鄙の生活と歌」

 

1975年
192 12月06日 川上 富吉 家司の文学―古代文学における家司の意義―
191 11月01日 神野志 隆光 日本霊異記の成立をめぐって
190 10月04日 渡部 和雄 木俣神
189 09月06日 大久間 喜一郎 常世郷への途―常世の語義とイメージと歴史的背景―
188 07月26日
~28日
夏期セミナー (於 明治大学箱根仙石寮」)
〔テーマ〕「古代における死と文学」
〔発表〕
 三浦 佑之「説話Ⅰ〈黄泉国と根国〉」
露木 悟義「説話Ⅱ〈非業の死―霊異記を中心に〉」
町方 和夫「歌Ⅰ〈死を託する歌〉」
針原 孝之「歌Ⅱ〈家持の屈折〉」
187 07月05日 緒方 惟章 『水底の歌』を考える
186 06月07日 古橋 信孝 物語の発生
185 05月03日 引木 ■侑 御霊信仰とその発生基層 (■=人偏に「其」)
184 04月19日 青木 生子 作者不明の挽歌―巻七を中心に―
183 03月01日 長田 貞雄 万葉植物「草」(加夜)「小松」考―巻第一・一一中皇命御歌をめぐって―
182 02月08日 戸谷 高明 「天」の思想と表現
181 01月18日 三浦 佑之 闇―幻想領域の始原―
11月08日~09日

第04回古代文学講座
(於 共立女子大学)

「恋と古代」
森 淳司「神々と恋」
保坂 達雄「恋の古代伝承」
木下 玉技「天平の悲恋」
阿蘇 瑞技「白鳳の恋」
犬養 孝「飛鳥人の恋」
森 朝男「民衆と恋」

 

1974年
180 12月14日 鴻巣 隼雄 記紀の記述と中国白水郎の生活
179 11月02日 伊原 昭 上代の人々と色彩―瑞祥の例をとおして―
178 10月05日 川口 常孝 大伴氏の氏神と氏寺
177 09月07日 露木 悟義 有馬皇子の歌をめぐって
176 08月02日
~04日
夏期セミナー (於 明治大学箱根仙石寮」)
〔テーマ〕「万葉の成立」
〔発表〕
 保坂 達雄「成立論の方法」
高野 正美「巻一・二の成立」
奈良橋 善司「巻三・四・六・八の成立」
近藤 信義「巻十七―二〇の成立」
175 07月06日 吉田 修作 「諷歌・倒語」の論
174 06月01日 保坂 達雄 古代歌謡・一面
173 05月04日 高橋 六二 「謌舞所之諸王臣子等」考
172 04月06日 高野 正美 新しい自然の発見―きよし・さやけしの世界―
171 03月02日 森 朝男 “国つ御神のうらさびて”考
170 02月09日 大久保 広行 梅花の歌表現二態―大成歌と主人詠と―
169 01月05日 渡瀬 昌忠 人麻呂歌集と万葉集巻七・十
11月09日~10日

第03回古代文学講座
(於 共立女子大学)

「古代文学における人間と自然」
大久間 喜一郎「古代人と自然」
菅野 雅雄「記紀人と太陽」
阿蘇 瑞技「人麻呂と海」
高野 正美「憶良と鳥」
尾崎 暢殃「赤人と四季」
川口 常孝「家持と花」
渡部 和雄「東国民衆と山河」
中西 進「万葉の民衆と動物」

 

1973年
168 12月01日 加藤 静雄 東歌の異伝についての一考察
167 11月10日 塚田 六郎 鶏子考―紀開巻章の疑点―
166 10月13日 小野 寛 興に依りて作る歌
165 09月08日 市村 宏 万葉波羅門考
164 08月02日
~04日
夏期セミナー (於 明治大学箱根仙石寮」)
〔テーマ〕「作者未詳歌の世界」
〔発表〕
渡瀬 昌忠「巻七・十」
中川 幸広「巻十一・十二」
大久間 喜一郎「巻十三」
緒方 惟章「巻十四」
163 07月07日 江野沢 淑子 大原今城論―東歌の輯集者として―
162 06月02日 長瀬 治 歌垣の場の論―裳羽服津考―
161 05月05日 近藤 信義 秋芽子の妻
160 04月07日 阿蘇 瑞技 人麻呂宮廷讃歌誕生の背景
159 03月10日 森 淳司 巻二、149番歌再考
158 02月03日 尾崎 暢殃 星の船
157 01月06日 木下 玉技 いろづく葉―家持の季節感をめぐって―
11月17日~18日

第02回古代文学講座
(於 学習院女子短期大学)

 三谷 栄一「古事記国生み段の成立」
緒方 惟精「日本書紀の海宮遊行章」
江野沢 淑子「旅の歌と黒人」
戸谷 高明「人麻呂の素材と表現」
中西 進「古日の歌と憶良」
近藤 信義「祭神歌と大伴坂上郎女」
小野 寛「春愁絶唱と家持」
加藤 静雄「東歌二三と東国人」

 

1972年
156 12月02日 中川 幸広 万葉集巻十と巻十一・十二の間
155 11月04日 針原 孝之 万葉のホトトギス
154 10月07日 町方 和夫 万葉集巻二挽歌部の編纂態度について
153 09月02日 伊原 昭 正倉院文書にみられる色彩
―染料、顔料、色彩による物、及びそれらに関連する事物について―
152 08月04日
~06日
夏期セミナー (於 明治大学箱根仙石寮」)
〔テーマ〕「古代文学の方法を探る」
〔発表〕
町方和夫「万葉集」
長瀬治「記・紀」
尾崎暢殃「風土記」
151 07月01日 橋本 達雄 人麻呂歌集略体歌の表記と国語表記史上の諸問題
―稲岡耕二氏の諸説をめぐって―
150 06月24日 一五〇回記念研究発表大会 (於 東京都教育会館)
阿蘇 瑞技「人麻呂文学の形成」
渡瀬 昌忠「日本における「歌集」の成立―人麻呂の場合―」
大久間 喜一郎「明日香皇女殯宮歌の発想」
賀古 明「古代日本における神代感の生育」
市村 宏「老の歌―万葉集より―」
三谷 栄一「大物主の性格」
149 05月06日 高橋 正美 貧窮問答歌―憶良の文学―
148 04月01日 奈良橋 善司 「万葉集」巻六の成立
147 03月04日 渡瀬 昌忠 人麻呂の歌集と作歌―歌の場の論―
146 02月05日 桑山 恵右 大伴家持の「防人取材歌」について―その創作動機をめぐる一考察
145 01月08日 後藤 利雄 東歌と方言―よろぎの浜の真砂なす―
01月25日~26日

第01回古代文学講座
(於 学習院女子短期大学)

「古代の人とこころ」
中川 幸広「東国民衆」
阿蘇 瑞技「柿本人麻呂」
大久間 喜一郎「山部赤人」
賀古 明「木梨軽皇子と軽皇女」
橋本 達雄「額田王」
渡瀬 昌忠「山上憶良」
小野 寛「大伴家持」
尾崎 暢殃「倭建命」

 

1971年
144 12月04日 緒方 惟章 石川郎女
143 11月06日 賀古 明 古事記の「酒楽之歌」
142 10月02日 緒方 惟精 「山柿の論」試論
141 09月04日 戸谷 高明 万葉集における「日」の思想と表現
140 08月01日
~02日
夏期セミナー (於 明治大学箱根仙石寮」)
〔テーマ〕「万葉研究の方向を探る―大成以後―」
〔発表〕
橋本 達雄「環境論」
高野 正美「比較文学」
渡辺 和雄「言語美論」
139 07月03日 長田 貞雄 万葉植物考―オミノキ・ハマユウ・カタカゴ
138 06月05日 大久間 喜一郎 万葉集巻七の性格―類句歌よりみた―
137 05月01日 長瀬 治 万葉集の有間皇子の詠歌
136 04月03日 倉塚 曄子 古事記と稗田阿礼
135 03月06日 尾崎 暢殃 年の恋―七夕歌の根底―
134 02月06日 高橋 六二 「桑子にもならましものを」考
133 01月09日 青木 生子 近江朝挽歌群―その諸相と意義―

 

1970年
132 12月05日 青木 生子 近江朝挽歌群―その諸相と意義―
131 11月07日 小野 寛 万葉集短歌結句字余考
130 10月03日 中西 進 憶良の追亡詩
129 09月05日 木下 玉技 万葉集巻十小考
128 08月03日
~04日
夏期セミナー (於 明治大学箱根仙石寮」)
〔テーマ〕「古代文学における言語表現」
〔発表〕
大久間 喜一郎「古代人と言語」
緒方 惟章「古代社会と言語」
小野 寛「古代文学と言語」
127 07月04日 阿蘇 瑞技 万葉集挽歌の発生と展開
126 06月06日 鴻巣 隼雄 わが国古代白水郎の研究
125 05月09日 川口 常孝 万葉集における“花のながれ”
124 04月04日 露木 悟義 日本霊異記の形成
123 03月07日 加藤 静雄 「信濃路」の歌と巻十四の編集について
122 02月07日 江野沢 淑子 「須賀の荒野のほととぎす」考
121 01月10日 針原 孝之 釈教歌の系譜