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月例研究発表会(例会)

古代文学会四月例会(第734回)のご案内

古代文学会では現在の新型コロナウィルスの感染状況に鑑み、今年度の例会をZoomを用いて遠隔で開催いたします。
Zoomの登録機能を利用します。ご参加を希望される方は、以下のリンクから参加登録をお願いいたします。参加登録を行うと、登録の際に入力されたメールアドレスに、参加用URLが記載されたメールが届きます。参加手順の概要は以下の通りです。
①以下のURLより参加登録ページに移動し登録
②参加方法と発表資料入手方法が記載されたメールが届く
③メールに記載されたURLから発表資料をダウンロード(例会前日午前中にアップロード予定)
④開催時間にメールに記載された参加URLリンクをクリックして参加

【古代文学会例会参加登録】

開催時刻:2021年5月1日 02:00 PM 大阪、札幌、東京 
このミーティングに事前登録する:
https://zoom.us/meeting/register/tJIudO6srjooGdWVWxrpqo9pvwm87s4gwEpt

非会員の参加希望者につきましても、上記の登録リンクを御案内ください。

日 時:2021年5月1日(土)午後2時〜5時
場 所:Zoom(登録後、参加用URLを含むメールがZoomより送信されます)
発表者:藤井 尚美 氏
題 目:経典読誦による療病と藤原鎌足
要 旨:
 病気治療と仏教がどのような関係を持っていたかを考えるとき、七世紀日本においては維摩経読誦による藤原鎌足の病気平癒記述が挙げられる。これまでは鎌足の内面的出来事や説話として、あるいは純粋な信仰の表出として扱われてきた。しかし宗教的な療病とは彼の置かれた社会によって為されるものであるとも考えられ、かつ鎌足の療病記述は説話として閑却することへの批判も考えられる。また鎌足のそうした信仰を純粋と評することは療病記述に対する見方を正確に捉え切れていないのではないかと考える。そこで本稿では鎌足の療病内容を別の観点から検討していく。
 まず鎌足の政治的立場を見ていくと、鎌足の立ち位置に対しての諸批判があり、かつ中央政権が大化改新以降も盤石とは言えなかったであろう種々の状況の存することがわかる。また、鎌足周辺には幾人もの僧侶の存在が認められることがこれまでも指摘されている。鎌足と僧侶との関係を考える上で、当該期の僧侶がどのような志向性を持っていたかを見ることが必要であると考える。
 さらに鎌足在世時ごろの初唐期の仏教文献を通して経典読誦による療病がどのように位置づけられていたかを考えていく。そこでは経典読誦による病気平癒の他に、経典との関わり方についてある種の言及の仕方があることが見受けられる。当時の経典読誦による療病記述においてまずもって考えるべきはこの言及の仕方が何を意味するかということではないだろうか。
 全体を通して、経典読誦による鎌足の療病の一件は文化的側面で捉えられることも大事ではあるが、そこには鎌足の政治的関心や周囲の様々な人物との力学の作用していることも考えられる。その上で鎌足が経典読誦による療病によって何を達成していたかということをもってこの療病記述を考え直す契機となるのではないか

司 会 :猪股 ときわ 氏

※なお、発表資料及び要旨の著作権は発表者に帰属します。


事務局より

  • 次回以降の発表者
    6月例会 奥田和広氏
  • 雑誌『古代文学』60号合評会のお知らせ
    今年度の合評会は遠隔で行われます。例会と同様に事前に登録していただくことで参加することができます。日程及び登録URLは以下の通りです。
    日時:5月2日(日)13:00~18:00
    登録:https://zoom.us/meeting/register/tJ0sde6urj4tGdePsB0rVEn_4RC6RHUDfPJx
  • 委員会の開催
    委員会を例会当日の11時に開催いたします。委員の方には後日連絡いたします。
  • 2021年度例会発表者の募集
    2021年9月以降の例会発表者を募集します。例会は、7・8月を除く毎月第一土曜日に開催されます。研究報告発表をご希望の方は、題目及び200字程度の要旨を、発表予定3ヶ月前(該当月の委員会の1週間前)までに例会委員、または事務局(HP問い合わせメール)までお申し込みください。なお、採否は例会委員の審査の経て、毎月の委員会の承認にて決定いたします。委員会は原則その月の例会当日に行われます。

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